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東京都が撤去を求めている「流れ橋」ってどんな橋? [ニュース]

【流れ橋】

東京都八王子市郊外な流れる「北浅川」にかかっている橋。

北浅川の川幅は約20メートル、水深は通常であれば膝下程度です。

川の北側にある、約150世帯からなる

大幡町会(おおはたちょう)の住民が手作りで作った橋で、

バス停への近道として重宝されています。



川の南側には、市の中心部に繋がる陣馬街道があり、

そこには郵便局やバス停などの施設があります。

その約350メートル上流には陵北大橋という橋がありますが、

流れ橋を通ることで、約10分ほどの近道になります。

ですから、通勤通学時には、多くの人が流れ橋を利用しています。


この流れ橋、

土管と鉄パイプを組み合わせて作られており、

その橋桁の上に幅90センチ、厚さ12ミリのコンパネ(コンクリート型枠用合板)

を敷いていますが、欄干などの落下を防ぐものはありません。
時々バイクで落ちる人もいるという危険な橋ですが、

地元の人にとっては無くてはならない橋なのです。

簡易的な作りのため、大雨が降ると流されてしまう事もあり、

実際に、過去何度も流されています。

台風や梅雨などの大雨で増水すると、ごみ等が引っかかって

壊れてしまうらしく、多い時は1年に4回壊れた事もあるそうです。

壊れる度にかかる修理費用は約12万円。

これは大きな負担ですが、地元民の利便性を考え、

その都度補修してでも、使用しています。

過去に遡ると、江戸時代にはこの付近は馬で渡っていたらしく、

半世紀前に、住民たちで橋を架けたという事です。

この橋、かつては車が通れるほど大きな橋だったという事ですが、

現在は幅約90センチの、欄干すらない橋になっています。


この、便利だが危険すぎる流れ橋に替わる橋の建設を、

何度か市に要望しましたが、

費用対効果に加え、人や車両の流れの変化を調査し、

総合的に判断する必要があると、

橋の建設には慎重な姿勢を示しています。


2010年に、南多摩西部建設事務所が現地調査をした際に、

この流れ橋を発見し、警告の看板を立てました。

流れ橋は、河川法の許可を得ておらず、

違法工作物に当たるため、撤去して原状回復するよう求めています。

現在は、強制撤去にまでは至っていませんが、

橋が流されて川をせき止めたりすれば危険ですし、

利便性を理由に、勝手に橋を架ける事は認められないので、

今後も引き続き、大幡町会に注意を続けていくという事です。

いずれにしても、人が落ちてしまうような、 危険な橋であることには変わりないので、 安心して渡れる橋を、早く建設して欲しいですね。




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